特集 小野敏雄

右翼のNo.2を看板に詐欺を重ねる小野敏雄のあくどい正体(1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

見た眼とは大きく違い手口は「常習詐欺」そのもの
「日本一の右翼トップが率いる組織のNo.2」を自認する小野敏雄は、詐欺の常習者である。それも複数の女性を被害にかける結婚詐欺まで働いているのだから人としての道を完全に踏み外していると言っても過言ではない。

(写真:小野敏雄)

その一方で、小野は国学院大学レスリング部監督として若い学生たちを指導する立場にあったというから、これもまた驚きである。小野は自分が詐欺の常習者であることを巧みに隠し続けてきたに違いない。
小野は「父親も若い頃から右翼で、その影響を受けて10代の頃から右翼の世界に入った」と自身で周囲の一部の関係者に語っているが、社会人になっても定職には就かず、右翼団体の名前を使って金銭の取り立てやトラブル相談に乗って生活費稼ぎをしているのが実情だった。それでいて、周囲の多くには自分の都合で右翼であることや団体幹部であることを隠し通している。小野が結婚詐欺を働いた何人もの女性の一人とはよく靖国神社に一緒に参拝したようだが、女性が「右翼でもないのに」と小野に言った時にも、小野は話をはぐらかしたという。小野にとっては右翼の肩書も詐欺の道具でしかないのだ。
確かに小野は見た目からは詐欺師には見えないかもしれない。ところが実際には無責任で非常識極まりない言動を常套手段に詐欺を繰り返しているのだ。その大きな落差には誰もが驚くばかりで目を疑ってしまう。約束の時間に例え3分でも遅れそうになると、必ず遅れるという電話を入れる。そうした一つ一つが全て本性を隠すための演技であり、偽装なのだということに誰も気づかなかったのだ。何十年間も顔色一つ変えずに嘘をつき、嘘が発覚しそうになると逃げ隠れして、警察や弁護士等に虚偽の話で自分を被害者に仕立て上げた揚げ句に余りにも度が過ぎる誹謗中傷を繰り返す―それが小野の本性である。
「小野に対して何から何まで世話をしてきた債権者がいるが、その債権者はこれまでに何人もの友人に協力した中で、過去の約30年間、小野のような度の過ぎる騙し方が一番許されないと言っている。小野の場合は金額だけの問題ではないから、小野に対する批判や非難が関係者だけでなく、時間が経てば経つほど情報が世界中に拡散する結果となり、取り返しのつかない事態を招くことになるのは自業自得だ」
家族や身内の実名や写真を公表すべきだという関係者達の意見も思いのほか多い。

不可解なのは、これまでにも国学院大學レスリング部監督の肩書を悪用している小野への多くの非難がネット情報誌に寄せられているので、大学の執行部にも苦情や問い合わせがあったのではないかと思われるが、執行部は何一つ対策を講じていない可能性があり、小野が詐欺の常習者であることを知りながら、黙認していたのではないかという点だ。
小野は以前から特に金銭にまつわるトラブルをいくつも起こしてきた。多額の借金をしても、小野本人には全く返済の意思がなく、トラブルを悪化させることばかりを繰り返しているのだ。今まで事件化しなかったのが不思議なくらいだ。
小野を古くから知る関係者の一人は、小野が設立した会社(日本キャドシステム)から発注を受けた3500万円が20年近くも未収になっている。小野は、関係者に債権者を紹介して融資を受けられる道筋をつけるから支払いを待って欲しいと言ったという。関係者は小野による未払が原因で資金繰りに窮し、借入先を紹介して欲しいと小野に言った時に債権者の名前を出して、「随分前に4000万円を2回借りたが、債権者からは返済の催促を受けたこともなく、金利も安いので問題ない」と言っていたのだ。それを聞いて、関係者は支払いを待つことにしたが、いつまで待っても小野は約束を果たさなかった。小野に騙され、いくつもの事業にも資金面で悪影響が出たことで、関係者は人生を大きく狂わされてしまった。

小野は日本一の右翼団体(頭山志山会)の事務局長という肩書を有していて、これは組織のNo.2の身分というが、仮に小野が右翼の幹部であることに苦慮して執行部が手が出せないというのであれば、それは論外の話であって、大学という教育の現場を金銭や女性にまつわる詐欺犯罪で踏みにじるような行為を繰り返している小野を放置するのは良識ある判断とは言えない。事件が公然化すれば、それこそ大学に対する信頼、信用が失墜し、佐柳理事長や針本学長が辞職したところで済む話ではない。ちなみに頭山志山会のトップは玄洋社の創設に参画した頭山満氏の孫にあたる。小野は事務局長でありながら、自身が頭山氏や団体に大きな迷惑をかけている自覚すらないようだ。小野はレスリング部監督という肩書を悪用して、小野がいくつもの体育系のサークルに顔を出しては被害者を作り続けている事実があるのに、しかるべき調査も対応もしない執行部は果たして教育者と言えるのか。現に小野に対する批判がインターネット上に溢れている中で、何もしない大学執行部に対する非難もますます増えるばかりで、無関心でいることがどれほど問題を深刻にしているか、少なくとも小野の犯罪疑惑を隠蔽しているのと同じではないのか。それは絶対にあってはならないことだ。もし執行部に自覚がないならば、即刻辞任すべき重大な問題なのである。

30年間も債務の返済を滞らせた挙句に「債務不存在」の訴訟
今から30年以上も前の平成2年頃、小野は西義輝の運転手兼鞄持ちとして債権者の会社に出入りするようになった。西はブローカー的な事業を多く手がけていたが、事業に失敗して自己破産を余儀なくされた中で設立していた複数の会社の代表者にダミーを立てる必要に迫られ、それを全て請け負ったのが小野だった。小野はそれで毎月50万円の報酬を得ていたというが、一見すると身なりを整え、必要以上に出しゃばらず、時間を正確に守るという日常の振る舞いから、誰もが小野が生真面目な人間であるとの印象を持っていた。ところが、小野には金銭に対するけじめが全くないという性格が潜んでいたのである。小野は社会人になっても定職に就かず、嘘をついてでも相手から金を借りるか、虚偽の投資話を持ちかけて騙し取っていた。

(写真:平成10年に作成された公正証書)

債権者は小野の最大の被害者と言っても過言ではないだろう。小野と知り合って約1年後に4000万円を2回、合計8000万円を小野に貸したが、あろうことか今に至るも返済が一切ない。ところが、小野は令和3年2月になって「そんな債務は存在しない」と東京地裁に訴えたのである。その間に小野が何度も書き換えた借用書や公正証書等の書面が数多く債権者の手元に残っており、その中には連帯保証をした妻の真理が署名しているものもいくつもある。借り入れをするために妻が連帯保証をすると小野が債権者に申し出て、債権者が間違いないか、その都度確認していたことである。訴訟は債権者の方が先に訴状を出していながら裁判所の手続き上から小野の訴状で期日が決まったために、原告と被告が逆転するというおかしな格好となったが、小野は債務が存在しないなどという、とんでもない訴訟を起こしたことで、小野の本性というべき悪質さや卑怯極まりない姿勢が却って浮き彫りになったのは明らかだった。
実は、小野が訴訟を起こした発端も、債権者につき続けた嘘に限界が見えたことにあった。小野は3年ほど前からそれまで以上に債権者の会社に頻繁に顔を出すようになった(それ以前の30年間は週に1回は電話があった)。その目的は新たな借り入れをするか投資話を持ちかけて資金を出させるためだった。小野が債権者に借金を依頼する際には、いつも決まって「月に1割の金利」ということを口にした。返済もしていないのに、高額の金利を払うというのは、明らかに融資を受け易くするための仕掛けに過ぎなかった。本当に返す気があれば、30年以上も前の借金を返済しないまま放っておくはずがなく、8000万円の借金は金利がかさんで令和元年当時で全ての債務の総額は優に10億円以上に膨らんでいた。しかし、小野はそのことには触れずに借金を申し出たのだ。この時、債権者は「更なる貸し付けは無理だ」と言って小野の依頼を何度も断ったが、小野に「何とかお願いします」と執拗に頼み込まれたために根負けし新たな貸付けをした。案の定、小野は借りる一方で、返済は一切無かった。その言い訳で小野はいくつもの事案を口にして「これで返済します」と言い続けたが、小野が債権者に持ちかけたそれらの投資話は全てが嘘であった。(以下次号)

右翼のNo.2を看板に詐欺を重ねる小野敏雄のあくどい正体(2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

小野の投資案件には沖縄の浦添市内の土地転売や高速道路のトンネル工事に伴う大量の残土処理など多くあったが、いずれも債権者への返済を先延ばしにするための時間稼ぎでしかないことは明らかだった。それでも、小野は決して計画がとん挫したとは言わず、まだ継続中であるとか間違いなく実現する等と言って悪質な引き延ばしを図っていた。

(写真:小野敏雄)

債権者は小野の話が本当であるかどうか気がかりだったが、小野の表情がいつもと変わらないため、あえて詮索をしなかった。しかし、それが小野の債権者へ付け込む常套手段だった。小野が債権者に話した返済計画は五指に余るほどだったが、その一つ一つで時間稼ぎを繰り返したために、1年、2年があっという間に過ぎた。そして令和2年7月4日に小野は債権者に2通の借用書を書いた。1通は30年間も引き延ばし続けた8000万円、もう1通は新たな借入を繰り返した分だったが、8000万円の借入金のほかを合算すると長年の金利分を含め優に10億円を超え、新たな借入分も令和2年7月1日で2億円にまでなっていた。それを返済するため、小野は妻の実家で父親の死亡に伴う財産分与があり、妻が受け取る予定の約1億円を返済金に充てるという話をした。その協議のために小野は妻と共に妻の実家に4回ほど出向いていると説明したが、2か月過ぎても分与金を受け取る日時が何回も変更になり確定しない。すると、今度は株券等の新たな財産が見つかり、分与金の額が大幅に増えただけでなく、小野も加えて相続財産を分け与えるという話になったという。小野が受け取る分与金は1億円強で、もともと予定していた妻の分与金も併せて返済できると、その時、小野は笑顔を浮かべて債権者に説明した。債権者は相続税の代物弁済で秋田の豪邸を無償で提供するとして小野に顧問弁護士まで紹介し、2~3回面談したにもかかわらず、この話も結論から言えば、100%小野が勝手にでっち上げた作り話だった。妻だけでなく妻の実家まで巻き込んだ嘘をついた小野の恥知らずには限界がない。ここまでの忘恥者には今まで会ったことが無い。返済を放ったらかしにするという自分の不誠実な対応が生んだ借金で妻に何回も連帯保証までさせておいて、ありもしない財産分与などよく思いつくものだ。
小野が分与金を受け取るために債権者に銀行まで同行してもらうとした令和2年11月30日、小野は約束の時間になっても債権者の前に現れなかった。約束した時刻は午後1時だったが、夕刻になっても小野は来ず、その間に電話をしても、小野は一切応じなかった。債権者の知人(小野も20年ほど前から知っていた)が帰る途中だから、立ち寄ってみると言い、小野の自宅を訪ねたところ、室内の明かりは点いているのに応答がない。そのため、知人も諦めて帰路に着いた。

(写真:小野が書いた借用書。30年間以上も返済を放置したために巨額に膨らんだ)

小野の豹変ぶりはあまりにも異常だった。多い日には一日に2回も3回も債権者の会社や自宅を訪ねたり、共に飲食を重ねるなどした日常を過ごしてきたはずの小野が、突然、債権者との関わりを一切断ち切ろうとしたのだから、誰もが小野の豹変に驚きはしたが、それが、小野が隠し続けてきた本性だったのである。
債権者は、小野の代理人に就いた清瀬弁護士に小野に対する債権の詳細を具体的に説明すると言って、何度も面談の機会を作ろうとしたが、清瀬は態度を曖昧にして交渉の場を作ろうとしなかった。そして、年が明けた令和3年1月中旬、「小野が訴訟で対応することにしたので、面談は控える」と一方的に通告し、翌2月に入って債務不存在の訴訟を起こしたのである。債権者は既に先んじて貸金返還請求の訴状を東京地裁に提出していたが、受け付けた裁判所の手続きに係る事情から小野の訴状の方で審理が先に始まることになったため、審理が併合された。

審理で小野の代理人に就いた清瀬弁護士は、債権者側が提出した借用書や公正証書ほかさまざまな書証類を全て否認して、それらの書類は債権者に脅され、強制されて書いたもので、そもそも債務は存在しないと強調したばかりか、債権者が無免許で金融業を営む人間であり、高金利で債務者を束縛する悪質さから多くの債務者が逃れられないでいる、という誹謗中傷を展開した。さらに、債務の経緯を捏造して、返済している分ですでに過払い金さえ発生している等の虚偽を全面にわたって構築したのである。しかし、審理が進むにつれて、清瀬弁護士による弁論が債権債務の事実関係よりも債権者を誹謗中傷する場面が多くなっていたために、裁判長が主張を裏付ける証拠の提出を求めたり、争いの軸であるはずの債権債務についての主張が疎かになっている点を指摘したが、清瀬弁護士は「証拠はありません」と断言したばかりか、裁判官の注意喚起にも従わず、審理の度に債権者に対する誹謗中傷を繰り返した。見ての通り、弁護士にあるまじき卑劣極まりない対応を繰り返す清瀬弁護士に対し、債権者は清瀬弁護士が所属する東京弁護士会に懲戒請求の手続きを取った。すると、度の過ぎた誹謗中傷は収まり気味になったものの、相変わらず小野の嘘を事実確認もせずに主張し、連帯保証をしている妻の真理について、小野が勝手に真理の実印を持ち出し、印鑑証明と共に持参して公正証書に署名押印したと言い出し、筆跡鑑定を検討中であるとも言う。他に主張すべきことも見つからない小野と清瀬が苦し紛れに言い出したことに違いないが、小野は借用書の作成や債務承認のたびに真理の委任状を複数回持参していただけに、そんな姑息な嘘がまかり通る訳がない。

(写真:小野が書いたもう1枚の借用書。こちらも債務は巨額だ)

債権者への債務返済を逃れるために、必死で時間稼ぎをする小野は、自分が周囲からどう見られ、評価を大きく落としているか全く自覚していない。金を得るために人を騙し、嘘をつき通せなくなると姿をくらませてしまうような生き方は最も軽蔑される事ではないかと思われるが、債権者が温情をかけた友人知人の中で、同様に債権者を騙したり裏切って所在を不明にした人間に対して、小野自身が「あれだけ世話になっていながら、やることがひどすぎる。本当に許せないですね」と債権者を前にして非難することが何回もあったが、今、小野がやっていることは小野が非難した人間たちの何倍、何十倍も悪質なのだ。
先の関係者も「私は債権者と小野の付き合いについて特に大事なことはほとんど聞いていたが、小野はまるで別人ではないかと言うくらいに小野の言っていることに真実が一つもない。私にも友人が多くいるが、小野のような人間は初めてだ」
そのように考えると、小野は決して付き合ってはいけない部類の人間であることがよく分かる。

証人尋問で小野は、返済の資金繰りでA氏に話していた残土処理や妻の実家の財産分与などについて「噓をついていた」と言い、そして「申し訳ないと思います」と謝罪する意思を見せていたが、心底そう思っているなら債務不存在などという主張にも言及すべきではないか。それを虚偽だと言って謝罪し訴訟を取り下げることが本当に自信の言動の過ちを悔い改めることになる。
30年もの長い間で債権者にはいろいろな面で世話になっているのに、小野は自分の友人知人を誰も紹介したことが無く、債権者から紹介を受けた知人にも自分の電話番号すら教えない、何かの用事で小野に電話をして用件が済むと、小野は必ず電話の履歴を消して欲しいと強い口調で言う。そういう対応に、周囲の人間は全員が強い不信感を持っていたようだ。
小野が複数の女性に結婚詐欺を働いていることについても、自分はバツ1と嘘をついて女性に近づき、結婚の約束をして女性の両親に挨拶までする破廉恥は、持って生まれたものなのか。妻がいて、息子と娘の家族がいる人間のすることではない。すでに小野の正体が周囲にも実感される中で、小野と付き合いを続けていた知人が小野に対して距離を取っているという話も聞こえてくるが、小野が世間を欺きながら内面に抱えている闇の正体が多くの証拠と共に明らかになったことで、刑事事件化する事案も明確になっている。告訴・告発は時間の問題だ。今後、小野の悪事がさらに世界中に拡散する一方になるのは必至だけに、家族や身内も大変な思いをするのは必至だ。(つづく)

右翼のNO.2を看板に詐欺を重ねる小野敏雄のあくどい正体(3)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

債権者は今、小野敏雄を刑事告訴する準備を進めている。小野が30年以上も返済を滞らせてきた債務について、「そんな債務は存在しない」と訴訟を起こしただけでなく、訴訟の審理で債権者を酷く誹謗中傷して、それが余りにも度が過ぎていたからだった。債権者にとって、30年以上も関わりを持ってきた人間を刑事告訴するのは余程のことがあったからに違いないが、小野自身が債権者にそれだけの決意をさせたと言っても過言ではない。

小野敏雄が西義輝の運転手兼鞄持ちとして債権者の会社に出入りするようになったのは35年も前の平成元年頃のことだった。西はいろいろな事業を多く手がけていたが、事業に失敗して自己破産を余儀なくされた中で設立していた複数の会社の代表者にダミーを立てる必要に迫られ、それを全て請け負ったのが小野だった。一見すると身なりを整え、必要以上に出しゃばらず、時間を正確に守るという日常の振る舞いから、誰もが小野に対して生真面目な人間であるという印象を持っていた。西が小野を重宝に感じていたのも、そうした小野の外形的な印象にあったのだろう。ところが、小野には金銭に対するけじめが全くないという性格が潜んでいたのである。小野は社会人になっても定職に就かず、目先で関わった相手から金を騙し取るために借りるという形を取ったり、投資話を持ちかけたりしたが、返済をする気も全く無く、投資と言ったところで話自体が嘘であり現実味がないものばかりだったから、金を出した相手に配当という成果をもたらすことも全く無かったのである。小野は西から毎月50万円の報酬を得ていた、と債権者には言っていたが、それもどこまで本当なのか、自分を高く売るための口上に過ぎなかったと言える。
そして、債権者もまた小野から詐欺の被害を受けた一人で、知り合って約1年後に4000万円を2回、合計8000万円を小野に貸したが、あろうことか今現在も返済が一切ない。それどころか、小野は令和3年2月になって「債務は返済しており存在しない」と東京地裁に訴えたのだ。その間に小野が何度も書き換えた借用書や公正証書等の書面が数多く債権者の手元に残っており、その中には連帯保証をした妻が署名している書面もいくつもある。債権者から借り入れをするために妻を連帯保証人にすると申し出たのは小野自身であり、債権者も間違いないかどうかをその都度確認してきたことだった。しかし、債務は存在しないなどという、とんでもない訴訟を起こし、同時に妻が連帯保証をしていることについても「妻は債権者から金を借りていることさえ知らなかった」とまで言う。小野が妻には無断で妻の実印を持ち出し、それを借用書や公正証書等の書面に勝手に捺して体裁を整えたというのが小野の言い分だった。小野が訴訟を起こしたことで、小野の本性というべき悪質さや卑怯極まりない姿勢が浮き彫りになったのは明らかだった。

実は、小野が訴訟を起こした発端も、債権者につき続けた嘘に限界が見えたことにあった。小野は4~5年ほど前から債権者の会社に頻繁に顔を出すようになった。それ以前は週に1回程度電話があったくらいだったから、その目的が新たな借り入れをするとか投資話を持ちかけて資金を出させるためだったことは債権者にも察しがついていたかもしれない。小野が債権者に借金を依頼する際には、いつも決まって「月に1割の金利」ということを口にした。返済もしていないのに、高額の金利を払うというのは、明らかに融資を受け易くするための仕掛けに過ぎない。本当に返す気があれば、30年以上も前の借金を返済しないまま放っておけるはずがなく、8000万円の借金は金利がかさんで令和元年当時で全ての債務の総額は優に10億円以上に膨らんでいた。しかし、小野はそのことには触れずに借金を申し出たのだ。この時、債権者は「更なる貸し付けは無理だ」と言って小野の依頼を何度も断ったが、小野に「何とかお願いします」と執拗に頼み込まれたために根負けした格好となった。案の定、小野は借りる一方で、返済は一切無かった。その言い訳で小野はいくつもの事案を口にして「これで返済します」と言い続けたが、小野が債権者に持ちかけたそれらの投資話は全てが嘘であった。30年もの長い間で債権者にはいろいろな面で世話になっているのに、自分の友人は誰一人紹介したことが無く、債権者から紹介を受けた知人にも自分の電話番号すら教えない、何かの用事で小野に電話をして用件が済むと、小野は必ず電話の履歴を消して欲しいと強い口調で言う。そういう対応に、周囲の人間の誰もが強い不信感を持っていた。

小野が債権者へ持ち込んだ返済計画は明らかな時間稼ぎでしかなかったが、小野は決して計画がとん挫したとは言わず、まだ継続中であるとか間違いなく実現させる等と言って悪質な引き延ばしを図っていた。債権者は小野の話が本当であるかどうか気がかりだったが、小野の表情がいつもと変わらないため、あえて詮索をしなかった。しかし、それが小野の債権者へ付け込む常套手段だった。小野が債権者に話した返済計画は五指に余るほどだったが、その一つ一つで時間稼ぎを繰り返したために、1年、2年があっという間に過ぎた。そして令和2年7月4日に小野は債権者に2通の借用書を書いた。1通は30年間も引き延ばしを謀った8000万円、もう1通は新たな借入を繰り返した分だったが、8000万円の借入金のほかを合算すると優に10億円を優に超え、新たな借入分も令和2年7月1日で2億円にまでなっていた。それを返済するため、小野は妻の実家で父親の死亡に伴う財産分与があり、妻が受け取る予定の約1億円を返済金に充てるという話をした。その協議のために小野は妻と共に妻の実家に出向いていると説明したが、2か月過ぎても分与金を受け取る日時が何回も変更になり確定しない。すると、今度は株券等の新たな財産が見つかり、分与金の額が大幅に増えただけでなく、小野も加えて相続財産を分け与えるという話になったという。小野が受け取る分与金は1億円強で、もともと予定していた妻の分与金も併せて返済できると、その時、小野は笑顔を浮かべて債権者に説明した。しかし、債権者は相続税の代物弁済で秋田の豪邸を無償で提供するために小野に顧問弁護士まで紹介し、2~3回面談したにもかかわらず、この話も結論から言えば、100%小野が勝手にでっち上げた作り話だった。妻だけでなく妻の実家まで巻き込んだ嘘をついた。小野の恥知らずには限界がない。

債権者は、これまで小野に対して穏便に問題を解決しようと気を配ったつもりでいたが、それが民事訴訟の場で最悪の嘘をつかれ、それを恥と感じていない小野の対応に接し、もはや限界を超えたという実感を持ったに違いない。小野には詐欺同然の言動で債権者に実害をもたらした償いをすべき当然の義務が生じている。それが、刑事事件で決着を付けざるを得ない結果を招いているのは、まさに自業自得と言わざるを得ないのではないか。これまで30年以上も資金面での融通はもとより飲食でも全て払ってもらっていて、最後にこんな度の過ぎたやり方をするのは絶対に許されることではない。今後、債権者は小野から受けた被害についていくつもの刑事事件として告訴を進めているという。そうなれば、小野の家族(妻の真理と息子の光、娘の成美)にも深刻な迷惑をかけることになる。一方の清瀬弁護士も、調査もしないで小野の言い分を正当化しようと好き放題の弁論を繰り返しているが、証拠や証人を出すべきだ。所属する弁護士事務所の評判にも大きく影響するのは必至ではないか。(つづく)

右翼のNO.2を看板に詐欺を重ねる小野敏雄のあくどい正体(4)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

小野敏雄による詐欺横領疑惑が次から次へと発覚している。前号までに、小野が債権者に対して借入金の返済を先延ばしにするために多くの作り話を次から次へと話し、最後には債権者との連絡を絶った揚げ句に警察に警備を依頼したり、弁護士を盾に使って直接の接触をさせないようにするなど、非情に姑息な工作ばかりを繰り返している経過に触れた。
また、小野が連絡を絶ってから発覚した小野の悪事の中には、債権者の知り合いが居住するマンションの賃貸契約に関して小野が賃借の名義人となっていた関係から、小野に預けた家賃を小野が着服していたという横領疑惑がある。これについて、家賃はオーナーの指定する口座に振り込むことになっていたのに、小野は債権者に「口座からの引き落としになっている」と嘘の説明をしていたことから、横領が既遂であることは明らかだ。
こうなると、小野は単に金銭にルーズであるというより、自分の金も他人の金も区別がつかない詐欺横領の常習者ということになる。小野は現在57歳になるが、この歳になっても生業を持たず、前号でも触れた國學院大學レスリング部監督という肩書をなぜ大事にせずに、詐欺の被害者を生み出すための道具に使おうとしていたのではないかという疑惑さえ周囲の関係者に持たせるような悪事を重ねるのか、本当に不可解過ぎる。
債権者との付き合いは過去30年前後に及ぶが、その間、小野は債権者から金を借りる一方で、返済はほとんどなく、当初に小野が借り入れた4000万円と4000万円の合計8000万円の元金は約30年に及んだ今、金利(年15%、遅延損害金30%。本人は月1割で貸してくださいと言ってきた)も嵩んで10億円にも上っている。その間に小野には真面目に返済をしようとする努力は見られず、逆に債権者から新たな借り入れを起こそうとしたり、別の貸し手を債権者に頼んで紹介してもらうようなことばかりを繰り返してきたのだから、常人の感覚では全く理解不能な話だ。返済が滞れば金利の重みが深刻になるというのは、誰にでも想像がつくことで、しかも、小野は実体のない、もしくは休眠状態にあるような会社の役員を引き受けては何枚も名刺を持ち歩いていたという中で、時には貸付の取り立ても請けていたようだから、なおさら自身の債務について深刻に受け止めるべきである。それでも、小野が返済の先延ばしをする手口として選んだのが嘘の作り話であったのだから、もはや小野は始めから返済する意思などなかった、つまり債権者から金を騙し取る詐欺を仕掛けていたということになるのではないか。

債権者に持ち込んだ入金話は全てがウソと断定するほかない。なぜならば、それらの話が実現したことが無く、ひとつの作り話で債権者に約束した返済期日が訪れる度に先延ばしをしつつ新たな入金話を持ち出しているからだ。そして、小野が連絡を絶った直前まで数か月間の作り話が、小野の妻の実家の相続事案である。小野が債権者から借り入れた債務については、平成8年11月29日付で額面1億5000万円の債務弁済公正証書を作成して、その際に妻も連帯保証をしている。とはいえ、妻の実家の相続という作り話まで持ち込んだら、これは小野が「ウソをついていました、申し訳ありません」と言ったところで済むものではない。
嘘に嘘を重ねることに小野は完全にマヒしているに違いない。しかし、逃げ隠れして自身を防御するために警察や弁護士を動員する悪知恵だけは働かせているから、小野の詐欺師としての本領は筋金が入っていると思われる。
早く謝罪しないと、多くの関係者等からも投稿が来ている中で、最近の傾向として家族や身内の実名が掲載されることは、加害者にとって一番の反省になり、今後の事件の減少につながるという意見が多いようである。(つづく)

    お問い合わせ