悪女「石川美智代」にかかるダイヤ盗難ほか業務上横領・窃盗疑惑

悪女「石川美智代」にかかるダイヤ盗難ほか業務上横領・窃盗疑惑(1)

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新卒で入社して以来約30年勤務していた石川美智代という女性社員は、上司に当たる夫とともに10年以上もの長期間にわたって会社の金を食いつぶし、文房具や備品等に至るまで好き勝手に自宅に持ち帰るような善悪の境がまるでない自己中心的、というよりも犯罪であることさえ分からない人間である。

(写真:石川美智代)

石川は令和3年7月24日付で退職したが、そのきっかけとなったのも、在庫として金庫に保管してあったダイヤが紛失したのが発覚したことにあった。石川が退職する1カ月ほど前の6月10日、石川が突然、ダイヤの数が合わないと言い出したのである。金庫の鍵を一人で管理していた石川の責任が問われることになったのは当然の成り行きだったが、しかし石川はどこまでも他人のせいにして、自分に責任はないと言い張った。それはあまりにも見苦しいほど度を越していた。
ダイヤの管理については、それまでは月に1回ほどチェックしていたようだったが、石川が上司の部長から引き継いでからは一度もチェックをしていなかったようだった。令和元年10月1日にNという男性社員が入社すると、間もなくして石川は必要もないのにNと2人でダイヤのチェックをしたようだが、Nが約9カ月後に退職する時にはチェックをしておらず、その後も月1回のチェックもしない状態を続けていた。自分の携帯電話の番号を誰にも教えない石川がNには教えていた。社長には教えていたが、「他の人には絶対に教えないで下さい」と念を押していた人間が何故だったのか。

石川は出社しても1日1時間以内程度の経理事務の仕事しかないのに、何故定期的にチェックをしなかったのかも大きな疑問だったが、6月10日に突然のように、しかも本来は2人でチェックするのが原則だが、石川が一人でダイヤをチェックした、その理由が分からなかった。たまたまコロナワクチンの接種から帰って来た社員が、泣いていた様子の石川を訝り、どうしたのかと聞くと、「ダイヤの数が合わない」と言う。社員が社長に報告することになったが、このタイミングで石川がダイヤのチェックを、それも一人でやったことに誰もが疑問を感じたのである。ダイヤが紛失している事実が明らかになる機会を石川がわざわざ作ったのではないかともみられるほど在庫のチェックは唐突だったからだった。それに、他の事では社長にも遠慮なく言う石川は、このダイヤの紛失盗難のように何か問題があった時には社長に直接報告をしなかった。それはなぜだったのか。

事実確認を進める協議の中で、石川はNに責任転嫁する発言ばかりを繰り返し、「Nがやった」「Nしかいない」を連発し、しかも相手のことを呼び捨てにしていた。ダイヤの保管については石川と一緒にチェックをしたNしか所在と保管状況を知る者がいないのは確かだったが、Nを呼び捨てにしてまで嫌疑をかけ決めつけるのは度が過ぎる。一方でダイヤの紛失盗難が発覚した際には、前年末に整理した贈答品類についても保管するべき分が紛失しているのではないかという問題も浮上した。

社長がダイヤと贈答品類の紛失盗難についてNに問い合わせをした際、Nは「贈答品類については、自分も関係したので責任は感じるが、ダイヤは一切知らない」と言ったという。しかしNの返答を社長が石川に伝えると、石川は「Nは、安い贈答品類は責任を持つと言って、高いダイヤについては責任を回避している」とまで言って、どこまでもNの責任を追及する態度を取り続けた。このことについても、社長が石川に「何故、ダイヤの事を教える必要もないのに、Nに教えたのか」と聞くと、石川は「Nが『社長に全て石川から聞けと言われた』と言っていました」と返答したが、この頃はダイヤの販売をしていないので教える必要もなかったはずである。部長の使い込みと同様に「部長が社長と話をすると言われたので後は私には関係ない」とばかりの言い訳で、それではなぜ社長に確認しないのか、自分の時給については平気で聞く人間が本当におかしいと誰もが思うことであった。それに、社長が「贈答品類は1900万円以上で、ダイヤはなくなった分が1000万円弱で金額のための責任転嫁でNが言っているわけではない」と言うと、石川は黙ってしまった。自分に責任が及ばないように過剰に誰かのせいにしようとする石川の対応は誰が聞いても不快でしかない。贈答品の管理にしても、本来はNではなく石川に責任があり、協議の過程で在庫の一覧表を出すよう石川に尋ねると、「それが、どこを探しても見当たらないんです」と石川が言ったことで、さらに石川への疑念が深まった。

その後、石川が協議の渦中で「7月15日に辞めます。引越しの手配をして月末には故郷の気仙沼に引っ越します。当分の間、兄の所で世話になります」と一方的に言ったので、「それは、何十年も会社に世話になって色々大変な迷惑をかけて、勝手すぎませんか。それを言うなら完璧に引継ぎや整理、ダイヤ等の問題を解決してからでしょう」と同席していたKが言うと、石川はしばらく下を向き黙っていた。関係者の間では、石川が兄の所で世話になると言ったのは嘘で、親からの相続財産を隠すために気仙沼に帰り、仮に訴訟沙汰になって負けても「金はない」とシラを切る考えではないかという意見が多数出ている。石川の兄の雅治氏は気仙沼市八日町で石川電気商会という電気設備工事会社を経営している。

実は石川にはさまざまな問題があった。石川の無責任さは会社の経費を何も考えないところに現れていた。事務用品や備品等を必要もないのに購入して溢れ返らせたり、好き勝手に持ち帰り自宅で使っていた。洗剤にしても使い切らないまま別の洗剤を開けて放ったらかしにするなど、節約することに全く気が向いていなかった。また、これは石川が退職した直後に分かったことだが、社長宛に取引先から送られた届け物を石川は社長の自宅に転送することになっていたが、その手配をいい加減にしていて、そのうちの飲料の詰め合わせを始め社長に報告もせず放ったらかしにした。例えば飲料のラベルに刻印された消費期限を見ると、約3年以上も放置していた事実が明らかになった。社長宛の届け物は必ず記録されていたが、飲料の詰合せが届けられた記録はなかった。これにより石川は届け物の中からいくつも無断で自宅に持ち帰っていたのではないかという疑念が生じ、飲料の詰め合わせは自宅に持ち帰る積りでいたが、いつの間にか忘れてしまっていたかも知れないと考えると、余りにも呆れた話だ。出社時と退社時に打刻するタイムカードの処理も余りにも杜撰、いい加減で、手書きで記入している件数が非常に多いこと、そしてそれを元に計算する給与計算を石川自身がお手盛りでやっていたことから、かなりの過払い金が発生していることがみとめられた。タイムカードへの手書きの記載は、社長が「今後は認めない」と部長に数回は指示していたが、石川はそれを無視していたのだった。さらに平成28年から同29年にかけて「社長の仕事を手伝わせてください」と言って、約1年半近く週に2、3日出社していたMという男が、会社の金を窃盗して姿をくらませる事件が起きた。しかし、会計事務所が承知している窃盗の金額は80万円で、これはMが銀行のATMから直接引き出した金額だったが、この頃、石川に対する関係者の評判が余りに悪いために、部長も責任を感じて石川を一旦は非常勤として週に2~3回ほど出勤させる体制にしたが、Mの失踪直後に石川が部長から呼ばれて、改めて帳簿や銀行の入出金、支払伝票等を調べたところ、さらに163万円余の使途不明金があることが判明した。しかし、石川は毎月初めに会計事務所に経理台帳のコピーを送っていながらそれについては一切報告していなかったこと等、そもそも石川が日々の仕事として携わってきた経費計算や経理帳簿の処理に関わることだったために、Mによる窃盗事件に加えて163万円余の使途不明金についても、実際には部長と石川の責任が問われ、また犯行が疑われたのである。この件についても会計事務所は当時から部長と石川の責任を指摘していた。社長は部長に「Mには1万円以上の金は自由にさせないように」と何回も指示していたのは誰もが知っていることであった。そのため、Mが銀行のキャッシュカードを自由に持ち出せたことについて部長と石川の管理責任が問われて当然だった。(以下次号)

悪女「石川美智代」にかかるダイヤ盗難ほか業務上横領・窃盗疑惑(2)

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(写真:石川美智代)

会社の本社が新宿センタービルにあった時代には一度も無かった会社内での不正経理問題は、本社が移転した後から部長と石川により長期間にわたって行われた。日々の出納を含む経理帳簿の作成は石川が単独で処理していたため、部長が使い込みをしても、発覚がしないよう石川が誤魔化して報告もしていなかったとしか考えようがない。
会社の文房具等の窃盗が日常的であったり、N氏やS氏が社長から借り入れた債務の担保にしていた保険の掛け金を部長が横領して失効させてしまったことから、N氏については10億5000万円の保険が、またS氏については10億円の保険が失効するという大きな実害が会社に生じた。そして、その後も部長の横領による使途不明金が増加する中で、経理帳簿の作成管理を行っていた石川がその事実を知りながら、自ら社長に報告もせず、帳簿上での誤魔化しを続けていたと会計事務所も判断していた。会社の小口現金で買い物をしたものについても台帳に記載せず、会計事務所に報告していないものや計算が合わないことも起きていたようであった。
その事実を見かねた会計事務所の大先生が「これは、部長一人だけの問題ではなく、奥さん(石川)も横領の共犯です。部長と石川さんのそれぞれの身内を呼んでください。私から実態を説明しますから」とまで言われ、社長がその旨を部長に告げると、部長は横領の事実を認めつつ「自分の責任で対処します」と返答したことから、問題を不問に付すことではないが、時間をあげることにして、社長もひとまず部長と石川の対応を静観することにした。部長による不正を石川が「知らなかった」とか部長の責任に転嫁するような態度を繰り返しても、社長は見守るだけだったが、ダイヤの紛失盗難が起きたことで、改めて部長による不祥事や、以前からくすぶり続けていた株式購入代金2000万円ほか部長への立替金等の問題が浮上した。石川自身が、部長が7000万円の借用書を作成した際に連帯保証をした事実があり、また部長が平成30年6月にセイザンの清算金1200万円ほかで約2300
万円の横領を告白する謝罪文を作成していたことが明らかになったからだ。この謝罪文には部長が社内での経理の誤魔化しが15年以上も前からあったと書かれていたほどで、こうした問題は数え上げればキリがないほどたくさんある。

石川は事務業務関係の引継ぎを終えた7月24日から同25日にかけて宮城県気仙沼市に帰郷し「責任処理の問題があるので、兄の雅治に会って話をしてきます」ということだったが、実際に石川が兄に会い、清算処理についてどのような話をしたのか、本当に帰郷したのかどうかも全く分からないまま、7月28日午前10時前後に来社した石川から社長が聞いたのは「兄からは、そんな大金払えないと言われた」の一言だけだったという。しかし、これほど無責任な石川の言い草は有り得ない。少なくとも石川が兄にどういう相談をしたのかについて、説明があって然るべきことだった。結果的に石川から紛失ダイヤの責任に伴う清算についても具体的な話がないまま面談は終わったが、当然、このままで済まされることではなかった。石川はその前にあった協議の中で社長に「自分が加入している生命保険が900万円ほどあるので、それを受け取ってください」と言ったが、社長は「できない」と言った。すると石川は「私はガンで長生きしません」と話を継いだが、社長が再び「それはできない」と言って断ると、石川もそれ以上の話をしなかったが、ダイヤの紛失盗難に関わる管理責任で責任を取るという話をした。ダイヤを保管していた金庫の鍵を石川が一人で管理していた責任を認めていたにもかかわらず、それから時間はそんなに経過していないのに、一切口にしなくなったのはどういう訳か。石川が実兄に会って相談をするとか故郷に転居して実兄に世話になると言った際に、石川の無責任さや利己的な性格を複数の社員から聞いた社長は懸念して、思わず「お兄さんに迷惑をかけることになるのではないか」とまで聞いたが、石川が「いえ、兄の会社には事務員がいるので働くわけではありません。仕事を探しますので」と答えたので、社長は納得しつつ石川が故郷に帰り実兄に相談するという話を受けて、「それならば、君がお兄さんと相談した後のことを、私もお兄さんに直接会って話を伺いたいので、ご足労だが東京に来てもらうよう手配をしてもらえないだろうか。本当は私が会いに行くべきだろうが、何分にも足を骨折しているので長距離の移動が出来そうもない。もちろん費用は出すから」と言うと、石川は「社長がわざわざ行かれることではありません」とは答えたが、具体的にどうするという話には一切踏み込なかった。内心では「兄に会わせるわけにはいかない」と考えたのではなかったか。会社でしでかした不祥事の実態を実兄にも話していなかった可能性は高く、実兄に会わせれば、それが全て分かってしまう。そう考えると、石川が兄に相談すると言った話もその場しのぎに過ぎないことが想像される。石川は社長との話の中で「私は逃げることはしません」と繰り返し言っていたが、その後の対応は嘘を並べ立てて逃げたも同然で、石川の対応が一切ないために社長が提訴に踏み切ったところ、石川は住所地にもおらず、また身を寄せると言っていた石川の兄も「妹の所在を知らない」と言い、「妹のことには関われない」とまで弁護士に電話で答えたという。石川本人はもちろん兄の所にも何回も連絡をしているのに、石川自身が一切連絡をせず所在を明らかにしないことで、石川は「私は逃げません」と豪語していたが、逃げ隠れしているとしか考えようがない。しかも、兄の雅治氏が妹の所在を知らないということは、「兄に相談する」とか「兄の所に世話になる」と言っていた石川の話が全て嘘であったことに他ならない。実は石川が所在を不明にしているのは部長と一緒になって横領した金を隠すことに必死になっていると言う関係者は多いのだ。石川の兄も妹を庇って言っているのかどうかは不明だが、妹の居所が分からないし、関われないという弁護士への言い方も不可解だ。妹が訴訟の当事者になっているという事態を何とも思わないのだろうか。兄妹間に普通にある関係や感覚では推し量れない違和感を持たせる対応だった。なお、石川に対する訴訟では、会計事務所からのアドバイスも参考にしつつ、ダイヤの紛失盗難に関わる930万円(原価)と贈答品の損壊と紛失に関わる約1800万円に加え、Mの窃盗80万円と台帳上の不明金約163万円の合計約243万円、給料計算の過払い分約160万円の総額約3100万円を請求している。

会社の社員だけでなく、会社に出入りしている業者や社長の友人知人の多くが石川美智代の人間性の悪さや、あまりにも無責任な対応に怒りを覚え石川を非難する中で、夫である部長の横領事件は元はと言えば石川が部長を唆し、あるいは強制した結果で起きたのではないか、とさえ疑念を持つ者が多い。部長は、新宿センタービル時代には営業職の幹部として成績を残し、毎月の収入が300万円を超えていたという。しかし、その後、事務業務の仕事に変わったために、収入が大幅にダウンした。石川はそれを咎めて部長を攻め立てていたのではないか、石川ならばやりかねないというのが、石川への非難の背景にある。部長は月に一度しか休みを取らず、日曜日も出勤していた。また平日も毎日の退社時刻が午後10時前後になっていたことから、社長が「午後8時には帰りなさい」と言ったことが何回となくあった。その辺りの事情について、部長は「自宅に着くのが早いと石川が起きているので、本人が寝ている時刻を見計らって帰宅している」という話を後日周囲にしたようだが、その話を踏まえれば、部長による横領事件が石川による教唆と考えてもおかしくはない。ダイヤの紛失盗難に伴う協議の中で、社長がその話を石川に向けると、石川は部長とは円満であったと言い、また帰宅時刻が遅い点も「社長にこき使われている、と言っていた」とまで言ったという。しかし部長が周囲に吐露した心情に嘘があるとは思えず、収入が下がったことで石川から離婚話を持ち出されたことが2、3回はあったと部長が社長に言った話もあるようなので、石川の反発は真実を隠すための必死な抵抗に映るのだ。裁判になってからは特に逃げ回るような事ばかり繰り返しているが、石川が長期間にわたって会社に大変な迷惑をかけたことを重く見れば、早く解決するべきではないのか。そうでなければ、ダイヤ紛失事件ほかいくつもの事案で証拠が揃っているので刑事告訴に踏み切らざるを得ない状況にあることをよくよく考えるべきだ。(つづく)

悪女「石川美智代」にかかるダイヤ盗難ほか業務上横領・窃盗疑惑(3)

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小川(旧姓石川)美智代が会社を食い物にした痕跡はいくつもある。販売用のダイヤと顧客に配る贈答品の紛失盗難、夫であり上司でもあった小川部長の使い込みをほう助した経理帳簿の誤魔化し、そして自身の給与の水増し等…。それらのいずれについても石川は何一つ責任を取らずに会社を辞めた。しかも、社長が石川に求めた弁済の方法や期日について石川が一切対応しなかったため、止むを得ず損害賠償請求の訴訟を起こしたが、そこでも石川は代理人を選任しただけで、主張書面すら1通も出さないまま審理を無視してしまったのである。訴訟が提起されてから約2年を経て、裁判官が審理を終えるとして、間もなく判決が出ることになるが、これでは社長が石川の意思表示を待った甲斐もなかったことから、石川を刑事告訴する決断をすることになった、という。

ダイヤの紛失盗難が発覚してから辞めるまでの約1か月間に社内で開かれた協議で、協議の指揮を執った社長は、石川にはダイヤと贈答品の管理責任があるとして、原価相当分の金銭の弁済をするよう要請した。そして、石川にその弁済方法と期日の明示を求めた。しかし、石川が結局は曖昧な態度を取り続けたまま会社を辞めてしまったために、社長は止むを得ず石川に対して損害賠償請求の訴訟を起こすことになった。請求額を見ると、新たに石川の給与計算がお手盛りで水増ししていた分の約158万円と、社長の仕事を手伝うと称して会社に出入りしていたMによる80万円の窃盗及びMが関わっていた期間中に発生した使途不明金約163万円に対する管理責任も加わり、ダイヤの930万円(原価)と贈答品の1793万円を合わせた約3100万円(別途で年3%の金員)が請求された。
しかし、裁判の審理を一切無視して何一つ意思表示をしない石川の対応が石川の非常識で無責任な人格から発しているものなのか、それとも選任された代理人の知恵なのかは不明だが、決してまともな感覚とは思えない。
社内で行われた協議での石川は、自らの責任について曖昧な発言を繰り返した。協議を指揮した社長が、ダイヤを保管している金庫の鍵を管理していたのが石川であり、加えて最低でも月に1回はダイヤの在庫チェックをするのが会社の規定になっていたにもかかわらず、それを怠り、過去数年にわたって何もしなかった事実を指摘しても、石川は明確に責任を認める発言を一切しなかったばかりか、以前に辞めた別の社員Nを名指しして「Nが盗ったに違いない」とまで言う始末だった。それを聞いた社長が「誰が盗ったのか、と聞いている訳ではない。在庫チェックを怒っていた石川君の管理責任を尋ねている」と言っても、石川は明確な発言は一切しなかった。
石川の管理責任についてウヤムヤにすることなど出来ず、紛失盗難にあったダイヤと贈答品の弁償を石川に求めたのは当然だったが、社長はその対応について実兄に相談するよう勧めた。石川もそれに応じて、「故郷(気仙沼)に行き、兄(雅治)と相談した結果を報告します」と言ったが、実際に石川が持ち帰った答は「兄は金が無い、と言っている」というのみで、石川自身の意思も相変わらず示そうとしなかった。

これまでの経緯を見ても分かる通り、石川は単に開き直っているのではなく、極めて悪質な人間と言わざるを得ない。新卒で入社して以来約30年勤務していた会社の金を、石川は、上司に当たる夫とともに10年以上もの長期間にわたって食いつぶし、文房具や備品等に至るまで好き勝手に自宅に持ち帰るような善悪の見境がまるでつかない自己中心的、というよりも犯罪であることさえ分からない人間である。

冒頭にも上げたように石川にはさまざまな疑惑があった。石川の無責任さは会社の経費を何も考えないところに現れていて、事務用品や備品等を必要もないのに購入して溢れ返らせたり、好き勝手に持ち帰り自宅で使っていた。洗剤にしても使い切らないまま別の洗剤を開けて放ったらかしにするなど、節約することに全く気が向いていなかった。また、これは石川が退職した直後に分かったことだが、社長宛に取引先から送られた届け物について、石川が社長の自宅に転送することになっていたが、その手配をいい加減にしていて、そのうちの飲料の詰め合わせを放ったらかしにしただけでなく、届け物の中からいくつも無断で自宅に持ち帰っていたのではないかという疑念が生じた。
また、出社時と退社時に打刻するタイムカードの処理も余りにも杜撰、いい加減で、手書きで記入している件数が非常に多いこと、そしてそれを元に計算する給与計算を石川自身がお手盛りでやっていたことから、かなりの過払い金が発生していることが認められた。
さらに平成28年から同29年にかけて「社長の仕事を手伝わせてください」と言って、約1年半近く週に2、3日出社していたMという男が、会社の金を窃盗して姿をくらませる事件が起きた。しかし、会計事務所が承知している窃盗の金額は80万円で、これはMが銀行のATMから直接引き出した金額だったが、この頃、石川に対する関係者の評判が余りに悪いために、部長も責任を感じて石川を一旦は非常勤として週に2~3回ほど出勤させる体制にしたが、Mの失踪直後に石川が部長から呼ばれて、改めて帳簿や銀行の入出金、支払伝票等を調べたところ、さらに163万円余の使途不明金があることが判明した。しかし、石川は毎月初めに会計事務所に経理台帳のコピーを送っていながら、それについては一切報告していなかったこと等、そもそも石川が日々の仕事として携わってきた経費計算や経理帳簿の処理に関わることだったために、Mによる窃盗事件に加えて163万円余の使途不明金についても、実際には部長と石川の責任が問われ、また犯行が疑われたのである。この件についても会計事務所は当時から部長と石川の責任を指摘していた。社長は部長に「Mには1万円以上の金は自由にさせないように」と何回も指示していたのは誰もが知っていることであった。そのため、Mが銀行のキャッシュカードを自由に持ち出せたことについて部長と石川の管理責任が問われて当然だった。
会社の本社が新宿センタービルにあった時代には一度も無かった会社内での不正経理問題は、本社が移転した後から部長と石川により長期間にわたって行われた。日々の出納を含む経理帳簿の作成は石川が単独で処理していたため、部長が使い込みをしても、発覚がしないよう石川が誤魔化して報告もしていなかったとしか考えようがない。
小川部長の使い込みについて言えば、N氏やS氏が社長から借り入れた債務の担保にしていた保険の掛け金を部長が横領して失効させてしまったことから、N氏については10億5000万円の保険が、またS氏については10億円の保険が失効するという大きな実害が会社に生じた。そして、その後も部長の横領による使途不明金が増加する中で、経理帳簿の作成管理を行っていた石川がその事実を知りながら、自ら社長に報告もせず、帳簿上での誤魔化しを続けていたと会計事務所も判断していた。そして、その実情を見かねた会計事務所の大先生から「これは、部長一人だけの問題ではなく、奥さん(石川)も横領の共犯です。部長と石川さんのそれぞれの身内を呼んでください。私から実態を説明しますから」とまで言われ、社長がその旨を部長に告げると、部長は横領の事実を認めつつ「自分の責任で対処します」と返答したことから、問題を不問に付すことではないが、時間をあげることにして、社長もひとまず部長と石川の対応を静観することにした。部長による不正を石川が「知らなかった」とか部長の責任に転嫁するような態度を繰り返しても、社長は見守るだけだったが、ダイヤの紛失盗難が起きたことで、改めて部長による不祥事や、以前からくすぶり続けていた株式購入代金2000万円ほか部長への立替金等の問題が浮上した。石川自身が、部長が7000万円の借用書を作成した際に連帯保証をした事実があり、また、社長所有のビルでテナント事業を行おうとして撤退したセイザンの清算金1200万円ほかで約2300万円の横領を告白する謝罪文をた部長が平成30年6月に作成していたことが明らかになったからだ。この謝罪文には部長が社内での経理の誤魔化しが15年以上も前からあったと書かれていたほどで、こうした問題は数え上げればキリがないほどだ。

会社の社員だけでなく、会社に出入りしている業者や社長の友人知人の多くが石川美智代の人間性の悪さや、あまりにも無責任な対応に怒りを覚え石川を非難する中で、夫である部長の横領事件は元はと言えば石川が部長を唆し、あるいは強制した結果で起きたのではないか、とさえ疑念を持つ者が多い。部長は、新宿センタービル時代には営業職の幹部として成績を残し、毎月の収入が300万円を超えていたという。しかし、その後、事務業務の仕事に変わったために、収入が大幅にダウンした。石川はそれを咎めて部長を攻め立てていたのではないか、石川ならばやりかねないというのが、石川への非難の背景にある。

ダイヤの紛失盗難に始まった石川の管理責任について、石川は非を認めないまま会社を辞め、責任を放棄し続けた。それどころか、社長が止むを得ず訴訟を提起しても何一つ意思表示をしないまま訴訟を完全に無視したことで、石川は管理責任は言うに及ばず、ダイヤと贈答品の紛失盗難自体に重大な関与があることさえ認めていることになるのではないか。石川自身が問題を深刻にして、刑事告訴さえ免れない状況になっている実情を、石川はどこまで認識しているのか。告訴が受理されてからでは本当に取り返しがつかないことを、石川は改めて自覚するべきではないか。自ら「私は逃げません」という言葉を繰り返していたにもかかわらず、逃げ回っているという全く逆の対応が複数の刑事告訴を招いており、それはまさに自業自得だが、それだけでなく、小川部長の身内にも多大な迷惑をかけている実情を弁えるべきだ。(つづく)

悪女「石川美智代」にかかるダイヤ盗難ほか業務上横領・窃盗疑惑(5)

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ダイヤ紛失が発覚して以来、石川の素性がさまざまな面で明らかになっている。小川部長の使い込みが、実は石川が焚きつけた結果によるものではなかったかという疑い、社長の前では猫を被り続けてしおらしく見せながら、実は本性は、相手かまわず食ってかかる姿を何人もの元社員や社長の友人知人が見て辟易としているというギャップの大きさ、さらには会社の文房具や消耗品を自宅に持ち帰り好き放題に使っていたという甚だしい公私混同、節約をする指示が出ていても従わず、日常で使ってもいない冷蔵庫を3台も通電させたり、使い終わっていない同じ洗剤等を放置して新しい洗剤を開けるために、いつの間にか使いかけの同じ洗剤が3本も4本も水回りにある棚に放ったらかしなっているなど、だらしなさが異常過ぎた。「自宅では奇麗好きで整理整頓ができ、無駄は一切なかった」と小川部長が言っていたこととはまるで逆だ。中には会社に届く社長宛の中元や歳暮は社長の自宅に転送することになっていたが、最近、石川が辞めて整理をしていると、3年前の飲料の詰め合わせ等がずっと放置されていたのが見つかった。恐らくは石川が転送を忘れ、あるいは自宅に持ち帰るつもりで会社に残していたのが消費期限切れになり、放置していたのではないかと見られている。こうしたさまざまの場面で石川の本性を目の当たりにした何人もの社員や関係者が、「今までには見たことが無いほどひどい女性だ」と口を揃えるのである。
何もかにも石川の責任にする気は毛頭ないが、前述したように肝心の所で嘘をつき責任を逃れようとすることが多すぎて、誰もが石川を心底から疑ってしまっているという状況が現実に起きているのだ。社長だけは「そんなことは無いと思う」と言っていたが、今は関係者全員と小川部長から聞いていた、石川が寝静まるまでは返りたくないと言っていたことの真相がよく分かったという。小川部長が日曜日も1か月に1回しか休まなかったことに、社長が「毎日曜日は休みなさい」と言っていたが、小川部長がそれには従わなかったことを、石川は「仕事を多く押し付けられるから」と反論していたが、引継ぎで小川部長の仕事をこなすのに1日に1時間もかからないことを理解できたはずだ。何か問題があり、その時に「こうです」と言ったことが、数日後には自分の都合のいいようにもっともらしく変わることが多かった。前述した文房具や消耗品の持ち帰りでも、小川が元社員に会社で購入した文房具の持ち帰りを認めてさえいた事実があった。もちろん、文房具一つでも会社の資産に計上されているから、それを自宅に持ち帰るのは窃盗に当たるが、元社員が言っても部長は聞かないので、思わずその話を社長の耳に入れた。「部長に何回言っても、『大したことじゃない。君も持って帰って使ったらどうか』と言って取り合わないので、社長から何か言って下さい」と。そこで、社長が小川をたしなめるということになったが、石川も傍で聞いていて部長が平謝りしていたのを見ていたのに、その話が協議の中で出た時に石川は「小川は文房具に凝っていて、自分の好みのものを選んで買っていました」などと平然と言ったのである。石川が自分の都合に合わせて事実をすり替えようとする典型的な例の一つだろう。

これまでの特集で触れて来たとおり、ダイヤの紛失に係る石川の管理責任、会社に出入りしていたMの現金窃盗と帳簿上での使途不明金をMの責任にすり替えた疑いを持たれる石川の責任、さらに石川自身の給与に係るお手盛りの計算による過払い金等について、石川には金銭での責任の履行を求めているが、これに加えて会社が保管していた顧客への贈答品についても、このほど会社が契約している会計事務所より過去の在庫表が見つかったため、これを基に正確な保管状況が確認できることになり、改めて石川に対して責任を求めることになったという。
贈答品の在庫表についても、そもそもの管理を小川部長と石川が行ってきただけに、石川が退職する直前に社長が「在庫表は?」と尋ねると、石川が「無いんです」と言ったために、社長が「無いって、どういうことか。君が管理していたのだから、無いっていうのはおかしいだろう」と言っても、石川は「でも、分かりませんが、無いんです」と言うだけで、それ以上は口にしなかった。在庫表がなくなったことが分かった時に話をするならまだ分かるが、ダイヤの紛失盗難が起きてから言うことではない。
在庫表の紛失について石川の責任が問われるのは当然だった。本当に紛失していたら、小川の使い込みと同様に発覚した時に社長に報告するべきであるが、自分の都合で一切報告しなかった。しかし、在庫表が無い以上、またNが整理をした際に廃棄と保管のリストを作成していなかったために正確な確認ができないままだった。それが、会計事務所で見つかったことで正確なチェックができることになった。その在庫表は平成16年から同17年にかけてチェックしたもののようで、小川と石川が手書きで作成し、決算の時に会計事務所に提出したと思われるが、内容を調べてみると、ボールペン、計算機からブランド物のバッグや同じくブランド物のネックレス等に至るまで多くの贈答品が紛失していて、残っているものがわずかだったのである。しかも、末尾の合計金額を書く欄の横に「その他」という走り書きがあり、1200万円が計上されていた。前年度の決算に記載した金額とは大きく違うことを示すものに違いないが、すでに相当数にのぼる在庫資産が行方知れずになっていた可能性があった。贈答品の在庫管理及びチェックは小川と石川に引き継ぐまでの過去30年ほど、年に1、2度はチェックしていたが、一度も紛失が起きたことは無かった。今回、紛失した贈答品の金額は1700万円を優に超えていた。このことから、石川が引き継いでからの「在庫表がいつの間にかなくなった」という言動が俄かに疑われることになった。在庫表はなくなったのではなく、あってはまずいから故意に廃棄したのではないか。平成16年当時は、すでに事業を縮小した後で、それ以降は贈答品もダイヤも保管しているだけで販売に使用することもないし、もちろん仕入れによる数の増減もなかったから、この在庫表の通りに残っていて当然だった。それが、現在までの約17年間で大方の贈答品が紛失したのだから、当然、管理をしていた小川と後を引き継いだ石川の責任は重大であり、大掃除で整理をして廃棄と保管のリストを作成していなかったNの責任よりも石川の責任がはるかに重い。Nは管理の悪さでジーンズ等の布製品がカビたため廃棄したことに責任を感じていたが、これは社長が承知していたことであった。小川部長から引き継いで後に贈答品とダイヤをチェックをして、仮に紛失しているものがあれば、当然社長に報告することになるが、石川は一切報告をしていなかった。それはただ、チェックをしなかったから報告しなかった、ということではないというのが関係者全員の意見である。ダイヤの紛失盗難が発覚したきっかけも、石川が周囲に誰もいない時間に、しかも一人でチェックして紛失盗難を発見するという極めて不可解な状況の中で明らかになっている。石川は在庫リストと数が合わないという事実を、チェックの前から知っていたのではないか。そうであれば、何故、その時点で社長に報告しなかったのか。

冒頭にも挙げたように、石川は自ら転居してしばらくは実家に身を寄せるという嘘をついていたことが発覚したことで、石川がダイヤの紛失に伴う責任の履行で「兄に相談するので一度帰省します」と言っていたことにも大いなる疑念が生じており、実際には帰省もせず実兄に相談もしていないのではないか。それを疑わせるのが、石川が実兄と相談した結果を持ち帰って社長と面談した際に、「兄は、そんな大金を支払えないと言っていました」と言うだけで、何をどのように相談したかについて石川は何一つ具体的な経緯を話さなかったばかりか、石川自身も責任処理についての意思表示をしなかった点にある。石川は社長に「私は逃げません」と言ったが、自身の責任の所在を明確にして、最低でも責任を取る、取らないという意思を明示するのが当然だった。そうでなければ、石川が何故「逃げません」と言ったのか、意味が全く分からない。それに自身の保険が900万円ほどあるので、それの受取人になってくださいと言っていたが、これは責任を認め、具体的な方法を提示したことになるが、社長が承諾しなかったことで、その後は口にしなかっただけでなく、それに代わる話を一切しなかった。

会社では関係者が石川の実兄宛に経緯の詳細と石川の責任を述べた書面を送っていたが、実兄からの返事には妹の多大な不始末を懸念し何らかの協議の場を持つという気持ちは一切感じられず、実兄自身が責任を負う立場にはないという、妹には非情とも取れる文言しかなかった。この返事を見る限り、石川がこれまでに会社で起きた責任を重く受け止め、真剣に実兄に相談したとは到底思えない(相談すらしていないとも思われる)。そのため、会社から手紙を実兄に送っていなければ、実兄は何も知らないままでいた可能性が極めて高く、今現在も事態の深刻さを実感していない可能性さえあるのだ。
石川が責任の処理についてこのまま何も意思表示をせずに放置する状況が続くのであれば、必然的に訴訟が提起され、石川が会社を食いものにした全ての実態が表面化するに違いない。それどころか、刑事的責任を問われるのは必至だ。そうなってからでは取り返しがつかないことを石川も実兄も認識するべきではないか。(つづく)

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