裏付けがいくつも浮上 倉持は債権者襲撃事件の首謀者
12月11日の午前10時過ぎ、債権者が出勤するために自宅マンションを出てすぐの路上で、突然、何者かに背後から首筋にスタンガンを当てられ、債権者は一瞬意識を失いかけ転倒したが、このままでは殺されるという咄嗟の判断から起き上がって、怯んだ実行犯を捕えようとしたところ、3人の実行犯のうち2人が前後から向かってきたが、債権者は実行犯の1人が持っていたスタンガンを奪い取って車道に投げた。
すると今度はナイフを取り出して再び襲ってきたので、それも取り上げようとしたが、2人同時だったために何か所も切りつけられた。それでも債権者が怯まなかったため、実行犯の1人が「早くやっちまえ!!」と叫んだが、抵抗が強かったことから「こいつヤバイ、早く逃げよう!!」と残る2人に声をかけ、待機させていた車に急いで乗り込んだ。債権者が車の左ドアに手をかけて開け、実行犯に奪われた大事な書類の入った袋を右手で取り返そうとしたが、2人の力には勝てず、その状態で車が急発進したため債権者は路上に投げ出され左足首を後輪に轢かれ骨折してしまった。直後に救急車で搬送された病院での診断では、ナイフで革ジャンの上から切られた傷が数十か所、肋骨も4本折れていて全治3ヶ月ということだったが、後日の検査で左足首骨折が分かり、現在も未だに完治していない模様だ。
債権者を襲った実行犯の男たちは、その後、新宿署に逮捕されたり自ら出頭したが、「倉持から頼まれて会社役員を襲った」と警察に捕まる前に自分たちの友人等に話していたのに取り調べでは否認したため、あくまで容疑は強盗傷人(実行犯には債権者を殺そうとする故意があり、また債権者が襲われた際に書類の入った袋や財布、金庫の鍵等を盗まれた)に留まったが、ナイフを所持していた実行犯に債権者が何十か所も切りつけられたことに加え、近づくこともできず遠巻きに見ていた人たちも「暴漢たちが債権者を殺そうとしていたように見えた」と証言していることから、倉持が逮捕されれば殺人教唆(未遂)の罪に問われるのは必至だった。
倉持の事件への関与については、襲撃事件が起きたことを誰も知らない時に、倉持が当時は一番の友人に電話をかけてきて「社長の会社に電話したら、社長が事件にあったと部長から聞いた」と言ったという。当日の昼前には、まだ事件が起きたことさえ誰にも知らされていなかったにもかかわらず倉持は知っていたことになる。また、事情を知る関係者によると、倉持は以前より懇意にしていた上坂俊介という元暴力団組長にも事件前日に高崎市石原町のモーテルで会っていて、どんなやり方をするか打ち合わせをしていたと、これは後日、上坂自身が白状したことだった。また、債権者は自宅を引っ越して間もなくのことで、住所変更の手続きもしていなかったから、そのことも倉持とその関係者の上坂他数人以外は知らなかった。
事件後、債権者の関係者が新宿警察署の捜査員から聞いて驚いたのは、倉持が上京のたびに「飲みに行きたい」という飲食店(錦糸町のロシアンクラブ)に債権者は毎回のように連れて行ったが、そのクラブの近くに襲撃の際に使われた車が何度も停車していたのが防犯カメラに写っていたことだった。この車両は、実は倉持がオークションで落札したものだった。そうであれば、犯行が計画的だったこと、しかも倉持が深刻に関与していたことが強く疑われる。ちなみに、これも上坂が自白しているが、倉持は錦糸町のロシアンクラブの前で債権者をスタンガンで意識を失わせた後で拉致して、群馬県の山林に前もって用意していた穴に埋めることまで計画していたという。その頃、債権者はリューマチで飲みに出かけることは無かったので、計画を変更し債権者の自宅前で実行することになったのではないか。このことは、すでに群馬県警と高崎警察署に報告されている。
ちなみに、実行犯は一人には7年、もう一人には8年以上の実刑が判決で言い渡されたが、実行犯の2人が所属している広域指定暴力団の松葉会や他の反社の人間たちも、自分たちの名前を絶対に出さないことを条件にしつつ倉持と上坂が殺人教唆犯であることを断言しているようだ。倉持と上坂が実刑に服することになれば、10年は優に超えるとみられる。
貸し出し車両の損害は5000万円以上!? 揚げ句に反社を介在させ事態を混乱させた
この事件を契機に、倉持は債権者との連絡を一切絶ってしまった。それどころか、展示用に債権者から借り受けたスーパーカーは、整備と管理を厳重に行うと約束しながら、新井と倉持は何もせずに放置したため、1台はエンジンに水が溜まっている状態になり、他にも車体全体の塗装が損傷し錆の発生ほかいくつもの部品がなくなっている等で修理に2000万円を超える金額が見込まれただけでなく、他の8台も整備(レストア)で1台当たり300万円がかかり合計の2400万円を加えると、最低でも5000万円近くにもなる。
また、新井がTという反社の人間から指示されたと言って、「車を引き取らなければ、ガレージZEROに対する3000万円の債権のカタに売ってしまう」という脅し文句をK氏経由で債権者に伝えさせた。ただし、Tが言う債権があるというのは虚偽だったようだ。新井は事件の直後には「倉持がショールームのガラスを割って中に入り、スーパーカーを盗んで売り捌いてしまいかねず、倉持はそれぐらい平気でする人間なので、早く引き上げた方がいいですよ」とまで債権者に話をしていたが、反社の多胡が介入してきた途端に豹変した。多胡に脅されたのか、Tを恐れたのか、どちらかであったのだろうが、「すぐに車は全て持って行ってくれ」と言い出した。事件が起きた直後、債権者が新井に連絡をしても、「社長とは直接話をするなとTさんから言われているので、話はTさんとして欲しい」と新井が言ったことから、債権者はTに会おうとしたが、事件を捜査している新宿署の刑事にTと会うのは絶対にしないように言われたため、接触を控えることにした、という経緯があった。それから間もなくして、債権者は業者に頼みスーパーカー11台を移動させた。新井も倉持も、もう引き返すことができないほどに反社の人間を頼ってしまっていた。また、5連結の車庫も返還しなかった。倉持が車庫を搬送した際には、中にビルの修理のために在庫していた大理石が5パレットのほか新品のエンツォフェラーリのヘッドライトがあったが、それらも債権者が何度も返還を求めても、倉持と新井は一切応じなかった。大理石については4パレット分を展示場の床に使うので売って欲しいと倉持が言ったが、債権者は無償で上げることにして1パレットだけ返還を求めたものだった。
度を越えた債権者への誹謗中傷で新たに名誉毀損と懲戒請求の訴訟提起
事件から2年後、債権者が倉持茂とガレージZEROの新井康弘に対して、および倉持と母親あいに対して起こした2件の訴訟で、一旦は倉持の代理人に就いた吉村駿一弁護士に弁護を依頼しながら、倉持と新井が何もせずに放ったらかしにしたことから、吉村も対応できず裁判所に「倉持と連絡が取れないので、辞任する」と連絡したため、これら2件の裁判は審理が開かれないまま結審することになったが、判決当日になって、突然、吉村が「審理を再開して欲しい」と裁判所に申し出たため改めて審理の期日が設定されることになった。
倉持と同様に悪質な吉村も、審理が始まると、債権者が倉持に存在しない債務をでっち上げて借用書を書かせたとか、強引に設定した暴利のために債務額が巨額に膨らんだなどと、弁護士にあるまじきありもしない嘘ばかりの主張を繰り返してきた。債権者側が提出した証拠類に対しても、ただ否定するだけで根拠すら示さない。「5連結の車庫は倉持からもらった」とか、事故を起こしたマクラーレンの保険金についても、当初は知らぬ振りを決め込んでいたが、途中から倉持が「500万円の保険金を新井が受け取っている」と言い換え、さらに終盤では保険金の額が800万円に変わった。こうした吉村による虚偽の主張や変転は審理全体に及んでおり、しかも吉村は箇条書きのように主張を並べ立てるだけで、裏付けや根拠を一切示さなかったのである。さらに債権者が「約束を守らず、暴力組織と親しいことが判った」とか「倉持が月に一度は呼ばれて日常的に事務所内で殴る、蹴るの被害を受け、2018年6月頃、救急車で搬送されたこともある」などとありもしない嘘をわざわざ診断書まで付けて主張書面に記載し、債権者に対する誹謗中傷を繰り返した。倉持も新井も、そして吉村もまた裏付けとなる根拠を一切示さないまま債権者をとことん誹謗中傷したために、債権者が吉村に対して群馬弁護士会に懲戒請求を申し立てている。以前にも吉村には同様のことがあり、名誉毀損と損害賠償を求めた訴訟を起こしていた。「月に一度呼び出して」とか、債権者が暴力を振るう等という主張が嘘であることは、倉持が上京する際には常に友人のK氏を同行しており、吉村の言うような事実があれば、K氏からも同様の言動があって当然だが、それは一切ない。それに倉持自身が25年以上も債権者の会社に出入りするはずがないではないか。そもそもが倉持も新井も嘘ばかりの主張を繰り返しているだけに反論できる訳はないが、吉村は本当に弁護士なのかと言わざるを得ず、即刻資格を抹消すべきではないのか。
迫る刑事告訴に親族も見放す?
やることなすことがいい加減で度が過ぎる倉持が、債権者にどれほど迷惑をかけてきたか。倉持は埼玉県内で中古車店を4、5店舗ほど営んでいたが、美容師の妻の澄子に美容室をやらせるとして別に4、5店舗まで増やし、他にも焼き肉店を始めとする飲食店等を開きたいと言っては債権者からそのたびに事業資金を借りてきたが、しかし、経営に対する能力もなく、倉持は債権者から借り入れを増やすばかりで、中古車販売店だけではなくどの店も上手くいかず、結局残ったのは妻が経営する美容室1店舗だけだった。
債権者は倉持から乞われて店の開業資金を貸したが、債権者が実際の現場を見たわけでは無かったから、倉持が資金繰りの借入をするために店の開業を名目にしていた可能性はあった。倉持が無免許で金融、つまり10日で1割の暴利を貪る闇金融をしており、反社の人間を使って取り立てをしていた事実が判明しているからだ。これまでの25年以上という長い付き合いの中で、倉持が債権者に負った債務は20億円を優に超えている。債権者以外に誰が倉持のような人間に金を貸し、あるいは会社に顔を出せば必ずと言っていいほど飲食に連れて行くような世話を25年以上にもわたって続けるというのか。それを倉持自身が全く認識しておらず、裁判では「脅かされて借用書に署名押印させられた」とか「(債権者に)頻繁に呼び出されても従わざるを得なかった」等と言っているが、債権者は自分の都合で人を呼び出すことは無く、多くの知人が頼み事で来社しているという話が債権者の関係者の多くから聞こえている。倉持にはただ巨額債務から逃れようとする考えしかないから、殺人教唆まで仕掛けたに違いないが、そうであれば今後も倉持が自覚して債権者に謝罪する事もないだろうから、「倉持と上坂が態度を改めないのであれば証拠は揃っているので刑事告訴すべきだ」と多くの関係者が債権者に言っているように、実刑という重い罪で反省する場に身を置くことが一番いいのではないか。ちなみに上坂は、債権者が高崎市内の車庫に保管し、また自宅マンションの駐車場に駐車しているスーパーカーを倉持に盗み出させて運ばせ、売り捌いてしまおうという計画も練っていたという話を自慢げにしていた。
倉持の山積する問題について、債権者と倉持双方の関係者が何人も、倉持の姉である矢口洋子と夫を訪ね、このままではいくつもの問題が事件で表面化して、身内も巻き込まれて大変なことになると話し合いに行ったようだが、姉夫婦の対応には関係者全員がそれぞれに驚きを隠せなかったようだ。姉も弟には今までに散々迷惑をかけられたことが窺われるが、それでも状況がはるかに深刻な今回の場合は、大事件になる前に弟と話し合わなければ、それこそ取り返しがつかなくなると思われる。それは姉だけではない、すでに離婚しているとはいえ、前妻の澄子は今も倉持姓を名乗り、また娘の春香と息子の大成も社会人とはいえ、一人前の社会人になる年齢で、父親が刑事事件でニュースにでもなれば、澄子は経営している美容室(レセという)に、また娘も息子も勤務先との関係に大きな影響が出るのは必至だろう。
すでに触れたように、倉持は自身が犯している罪の重さ、深さを全く認識していないから、身内が巻き込まれた時の衝撃は想像以上に大きく、姉や前妻、そして子供たちにも影響が出るのは当然のことだ。(つづく)