右翼のNo.2を看板に詐欺を重ねる小野敏雄のあくどい正体(1)

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見た眼とは大きく違い手口は「常習詐欺」そのもの
「日本一の右翼トップが率いる組織のNo.2」を自認する小野敏雄は、詐欺の常習者である。それも複数の女性を被害にかける結婚詐欺まで働いているのだから人としての道を完全に踏み外していると言っても過言ではない。

(写真:小野敏雄)

その一方で、小野は国学院大学レスリング部監督として若い学生たちを指導する立場にあったというから、これもまた驚きである。小野は自分が詐欺の常習者であることを巧みに隠し続けてきたに違いない。
小野は「父親も若い頃から右翼で、その影響を受けて10代の頃から右翼の世界に入った」と自身で周囲の一部の関係者に語っているが、社会人になっても定職には就かず、右翼団体の名前を使って金銭の取り立てやトラブル相談に乗って生活費稼ぎをしているのが実情だった。それでいて、周囲の多くには自分の都合で右翼であることや団体幹部であることを隠し通している。小野が結婚詐欺を働いた何人もの女性の一人とはよく靖国神社に一緒に参拝したようだが、女性が「右翼でもないのに」と小野に言った時にも、小野は話をはぐらかしたという。小野にとっては右翼の肩書も詐欺の道具でしかないのだ。
確かに小野は見た目からは詐欺師には見えないかもしれない。ところが実際には無責任で非常識極まりない言動を常套手段に詐欺を繰り返しているのだ。その大きな落差には誰もが驚くばかりで目を疑ってしまう。約束の時間に例え3分でも遅れそうになると、必ず遅れるという電話を入れる。そうした一つ一つが全て本性を隠すための演技であり、偽装なのだということに誰も気づかなかったのだ。何十年間も顔色一つ変えずに嘘をつき、嘘が発覚しそうになると逃げ隠れして、警察や弁護士等に虚偽の話で自分を被害者に仕立て上げた揚げ句に余りにも度が過ぎる誹謗中傷を繰り返す―それが小野の本性である。
「小野に対して何から何まで世話をしてきた債権者がいるが、その債権者はこれまでに何人もの友人に協力した中で、過去の約30年間、小野のような度の過ぎる騙し方が一番許されないと言っている。小野の場合は金額だけの問題ではないから、小野に対する批判や非難が関係者だけでなく、時間が経てば経つほど情報が世界中に拡散する結果となり、取り返しのつかない事態を招くことになるのは自業自得だ」
家族や身内の実名や写真を公表すべきだという関係者達の意見も思いのほか多い。

不可解なのは、これまでにも国学院大學レスリング部監督の肩書を悪用している小野への多くの非難がネット情報誌に寄せられているので、大学の執行部にも苦情や問い合わせがあったのではないかと思われるが、執行部は何一つ対策を講じていない可能性があり、小野が詐欺の常習者であることを知りながら、黙認していたのではないかという点だ。
小野は以前から特に金銭にまつわるトラブルをいくつも起こしてきた。多額の借金をしても、小野本人には全く返済の意思がなく、トラブルを悪化させることばかりを繰り返しているのだ。今まで事件化しなかったのが不思議なくらいだ。
小野を古くから知る関係者の一人は、小野が設立した会社(日本キャドシステム)から発注を受けた3500万円が20年近くも未収になっている。小野は、関係者に債権者を紹介して融資を受けられる道筋をつけるから支払いを待って欲しいと言ったという。関係者は小野による未払が原因で資金繰りに窮し、借入先を紹介して欲しいと小野に言った時に債権者の名前を出して、「随分前に4000万円を2回借りたが、債権者からは返済の催促を受けたこともなく、金利も安いので問題ない」と言っていたのだ。それを聞いて、関係者は支払いを待つことにしたが、いつまで待っても小野は約束を果たさなかった。小野に騙され、いくつもの事業にも資金面で悪影響が出たことで、関係者は人生を大きく狂わされてしまった。

小野は日本一の右翼団体(頭山志山会)の事務局長という肩書を有していて、これは組織のNo.2の身分というが、仮に小野が右翼の幹部であることに苦慮して執行部が手が出せないというのであれば、それは論外の話であって、大学という教育の現場を金銭や女性にまつわる詐欺犯罪で踏みにじるような行為を繰り返している小野を放置するのは良識ある判断とは言えない。事件が公然化すれば、それこそ大学に対する信頼、信用が失墜し、佐柳理事長や針本学長が辞職したところで済む話ではない。ちなみに頭山志山会のトップは玄洋社の創設に参画した頭山満氏の孫にあたる。小野は事務局長でありながら、自身が頭山氏や団体に大きな迷惑をかけている自覚すらないようだ。小野はレスリング部監督という肩書を悪用して、小野がいくつもの体育系のサークルに顔を出しては被害者を作り続けている事実があるのに、しかるべき調査も対応もしない執行部は果たして教育者と言えるのか。現に小野に対する批判がインターネット上に溢れている中で、何もしない大学執行部に対する非難もますます増えるばかりで、無関心でいることがどれほど問題を深刻にしているか、少なくとも小野の犯罪疑惑を隠蔽しているのと同じではないのか。それは絶対にあってはならないことだ。もし執行部に自覚がないならば、即刻辞任すべき重大な問題なのである。

30年間も債務の返済を滞らせた挙句に「債務不存在」の訴訟
今から30年以上も前の平成2年頃、小野は西義輝の運転手兼鞄持ちとして債権者の会社に出入りするようになった。西はブローカー的な事業を多く手がけていたが、事業に失敗して自己破産を余儀なくされた中で設立していた複数の会社の代表者にダミーを立てる必要に迫られ、それを全て請け負ったのが小野だった。小野はそれで毎月50万円の報酬を得ていたというが、一見すると身なりを整え、必要以上に出しゃばらず、時間を正確に守るという日常の振る舞いから、誰もが小野が生真面目な人間であるとの印象を持っていた。ところが、小野には金銭に対するけじめが全くないという性格が潜んでいたのである。小野は社会人になっても定職に就かず、嘘をついてでも相手から金を借りるか、虚偽の投資話を持ちかけて騙し取っていた。

(写真:平成10年に作成された公正証書)

債権者は小野の最大の被害者と言っても過言ではないだろう。小野と知り合って約1年後に4000万円を2回、合計8000万円を小野に貸したが、あろうことか今に至るも返済が一切ない。ところが、小野は令和3年2月になって「そんな債務は存在しない」と東京地裁に訴えたのである。その間に小野が何度も書き換えた借用書や公正証書等の書面が数多く債権者の手元に残っており、その中には連帯保証をした妻の真理が署名しているものもいくつもある。借り入れをするために妻が連帯保証をすると小野が債権者に申し出て、債権者が間違いないか、その都度確認していたことである。訴訟は債権者の方が先に訴状を出していながら裁判所の手続き上から小野の訴状で期日が決まったために、原告と被告が逆転するというおかしな格好となったが、小野は債務が存在しないなどという、とんでもない訴訟を起こしたことで、小野の本性というべき悪質さや卑怯極まりない姿勢が却って浮き彫りになったのは明らかだった。
実は、小野が訴訟を起こした発端も、債権者につき続けた嘘に限界が見えたことにあった。小野は3年ほど前からそれまで以上に債権者の会社に頻繁に顔を出すようになった(それ以前の30年間は週に1回は電話があった)。その目的は新たな借り入れをするか投資話を持ちかけて資金を出させるためだった。小野が債権者に借金を依頼する際には、いつも決まって「月に1割の金利」ということを口にした。返済もしていないのに、高額の金利を払うというのは、明らかに融資を受け易くするための仕掛けに過ぎなかった。本当に返す気があれば、30年以上も前の借金を返済しないまま放っておくはずがなく、8000万円の借金は金利がかさんで令和元年当時で全ての債務の総額は優に10億円以上に膨らんでいた。しかし、小野はそのことには触れずに借金を申し出たのだ。この時、債権者は「更なる貸し付けは無理だ」と言って小野の依頼を何度も断ったが、小野に「何とかお願いします」と執拗に頼み込まれたために根負けし新たな貸付けをした。案の定、小野は借りる一方で、返済は一切無かった。その言い訳で小野はいくつもの事案を口にして「これで返済します」と言い続けたが、小野が債権者に持ちかけたそれらの投資話は全てが嘘であった。(以下次号)

2023.05.27
     

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